トルコ語とトルコ文化を楽しむ☆

福岡在住、トルココーヒーが大好きな、週末トルコ語通訳・翻訳・講師がつづる、通訳・翻訳・講師(小宮裕美)のお仕事のことと日常のこと

トルココーヒーの話

トルココーヒー占いが趣味になっている小宮です^^

 

実はこのトルココーヒー、2013年に「和食」とともに、UNESCOの無形文化遺産として登録されています。

 

およそ500年前、オスマン時代に普及したと言われ、

今でも当初の淹れ方とほぼ変わらないそう。

 

コーヒーの粉と一緒に砂糖を入れて混ぜ、火にかけます。

(砂糖を入れる、入れないや、砂糖の量は飲むときではなくて、淹れる前に決めます。)

 

トルコと言えばチャイ(紅茶)のイメージが強いのですが、

トルココーヒーもトルコ社会の中で重要な位置を占めています。

 

たとえば、結婚前。

花婿候補の家族が、花嫁候補の家に求婚に来るとき、

花嫁候補はコーヒーを淹れます。

※日本では、「求婚は花婿だけ」というパターンが主流ですが、トルコでは一家で求婚に行きます。そして、「娘さんをください」と言うのは、一家の長となる人で、花婿候補ではありません。

 

花婿側は、コーヒーの出来栄え(ちゃんと泡が立っているのか)を評価するのですが、花嫁だって、花婿候補のコーヒーには砂糖じゃなくて、塩を入れるという、ちょっとした意地悪もあります。

 

実は私も、「トルコに行ったらチャイ!」派でしたが、

最近はトルココーヒーにはまってしまいました。

 

当初は、なかなか上手く淹れられなかったのですが、

”訓練に勝るものなし”で、

飲めば飲むほど=淹れれば淹れるほど、

”いいコーヒー”

が淹れられるようになりました!

 

 

お仕事とはまったく関係ない話でしたが…

 

でもいつか、トルココーヒーを紹介できる機会を作りたいなと思っています。