私がトルコ語を選んだ理由
この時期は、受験真っ只中のご家庭もあるのではと思います。
すんなり進学先が決まり、受験もさらっと終えられる人はなかなかいないんじゃないかなと思います。
大学に勤めていた時に知ったのですが、推薦入試とか、AO入試とか、いわゆる”普通”に受験するより、受かる確率が高い受験の仕方もあるようですが。
それはさておき、
私もその昔、進学先とともに、学部学科をどうするか悩んだ時期がありました。
私の場合は、「外国語」が勉強できる大学を希望していたので、大学を絞るのは簡単でしたが、問題は専攻の言語。
当時、中国語や韓国語、東南アジアの諸言語に興味がなく、フランス語、ドイツ語、さらにアラビア語もペルシア語も難しそうだからと思い避け、残ったのがイタリア語とトルコ語でした。
そして、倍率的にはトルコ語の方が受かりやすそう
という理由でトルコ語の道を歩み始めたのでした。
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こんな理由、指導教官には絶対に言えません!!
ほんとのところ(?)、理由はひとつだけではなくて、
1. 世界史の教科書に出てきた、文字改革をしたアタチュルクが黒板の前で子ども達に文字を教えている写真が気になっていた
2. 出身地の長崎には「トルコライス」というものがあり、「トルコ」という音に慣れ親しんでいた
という理由もあります。
それで、
大学ではトルコ語のクラスに入ってみると、周りはトルコの歴史が好きだとか、アタチュルクに興味があるとか、ちゃんとした志望理由があるではないですか…!
最初の1年は、テストはなんとか合格点のものの、トルコ語は一向に身に付いた感覚がありませんでした。
でも、実際にトルコから来た日本語がわからないトルコ人と知り合い…(その数ヶ月後にホームステイさせてもらいました)、
実際にトルコに旅行へ行ったのは、良かったと思います。
言いたいことを言えるようになりたい!
もっと会話したい!
なんて言ってるか理解したい!
なんか悩んでるみたいだから、その悩みを聞いてあげたい!
とか、いろいろと思いが出てきて、
旅行後はより、勉強を頑張れた気がします。
学生時代に、3回はトルコに行ったように記憶しています。(アルバイト、頑張りました!)
ですが、トルコに行く度に毎回思うのは、自分のトルコ語力の低さでした。
なんて言ってるか分からない。
気持ちを伝えられない。
通じなかったらどうしよう。
トルコ滞在中に、エザーンの(イスラム教でお祈りの時間を告げるもの)声で目を覚ます度に、
「あー、また1日が始まっちゃった」と思ったことがありました。
福岡でトルコ語を勉強し始めたときも、日本語がそこそこ分かるトルコ人と、トルコ語で話すのも恥ずかしかったものです。
ただ、そこで中断せずにトルコ語を続けてて、無駄ではなかったかなと思います。
単に、トルコ語やトルコ文化が好きだったから続けらたんだとは思いますが、初対面の人に「英会話スクールに通ってます」より、
「トルコ語勉強してます」の方が、
印象に残りやすい!という利点アリ^_^ということに気付きました。
トルコ語講座は先週で一旦終了しましたが、また、トルコ語学習者同士で学べる場所を作れたらと思います。